内部被ばくを考える市民研究会

福島第一原発事故後の日本に生きて、川根眞也が日々感じて思うことをつらつらを書いていきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

原発ゼロの日に想うこと 2013年9月16日記

 2013年9月16日、再び、日本の原発稼働は0になりました。2012年5月6日ぶりのことです。

 しかし、今回の原発0は市民の世論に力によるものではありません。ただ単に、大飯原発3号機、4号機が定期点検に入ったからです。

 そして、原子力規制委員会は伊方原発、川内原発、玄海原発、泊原発、そして、今日止まったはずの大飯原発3号機、4号機の再稼働に向けた審査を行っています。2013年12月にもそれぞれの安全審査が終了する予定と報道されています。

原発再稼働、5原発10基が申請 新規制基準施行で 20130708

 自民党、公明党政権は、原子力規制委員会の安全審査待ちだと公言しています。民主党も「安全が確認された原発だけ再稼働させつつ、将来的なゼロを目指す」としています。どちらも同じ穴のむじなです。

 東京オリンピックの開催が決定されましたが、果たして2020年までの7年間、東日本大震災級の地震や雲仙普賢岳の火砕流を超える火山噴火が起きないと言えるのでしょうか。

沖合走る中央構造線 伊方原発の耐震性は 20110612

四国新聞 2011年6月12日『沖合走る中央構造線 伊方原発の耐震性は』

 使用済み核燃料の最終処分場もない、福島県の汚染土壌や草木ですら、保管場所(中間貯蔵施設)もない中で、どうして原発の再稼働は許されるのでしょうか?未来の世代にすべてを押し付ける、自民党、公明党、民主党は恥を知るべきです。

 今朝の朝刊1面で原発0を報じたのは、東京新聞、朝日新聞、日本経済新聞、産経新聞です。毎日新聞は1面にも取り上げませんでした。2面に2、3番目の記事扱いでした。原発村の資金の流れを感じます。朝日新聞も38面で「原発 問い続けたい」と題した記事を書きながら、「建設的議論どうすれば」などと世論誘導をしています。読売の3面の「火力酷使 冬へ不安」の特集記事はまさに大本営発表の域かもしれません。

 原発再稼働を止める現場は、愛媛県(伊方原発)、鹿児島県(川内原発)、佐賀県(玄海原発)、北海道(泊原発)、福井県(大飯原発)に移ります。地元自治体が反対しなれば再稼働は止められないのが、今の日本です。原発は地域を破壊する。原発は麻薬のように補助金漬けの経済しかなりたたなくなる。原発は地域を分断し、互いにいがみ合う関係しか生まない。そして、被ばく労働を日常的に住民に強制する、ということを伝えるべきだと思います。

 日本のすべての原発を廃炉に。世界から原発をなくすこと。第3世界に新たな利権構造を産む、原発新設を中止させること。そのために力を合わせましょう。
  1. 2013/09/17(火) 00:50:01|
  2. 放射能
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

政策提言 山本太郎と女性サポーターズの8.30集会 20130830

政策提言
山本太郎と女性サポーターズの8.30集会
                 2013年8月30日(金) 参議院会館
                 提案:内部被ばくを考える市民研究会 川根 眞也
                 メールアドレス:kawane@radiationexposuresociety.com
ホームページ:http://www.radiationexposuresociety.com/

山本太郎氏をサポートする女性後援会8・30集会 参議院会館講堂 20130830




【政策の概要】
1.空間線量0.23マイクロシーベルト/時は年間被ばく1ミリシーベルトではない。強制移住のレベル。年間被ばく1ミリシーベルトは外部被ばく+内部被ばくで計算。政府は強制移住のレベルを決定し、住民の明らかな健康被害を避ける行政措置を発効すべき。

2.18歳未満立ち入り禁止、妊娠する可能性のある女性の立ち入り禁止、飲食禁止の「放射線管理区域」は空間線量0.6マイクロシーベルト/時ではない。空間線量0.13マイクロシーベルト/時相当。政府は学校閉鎖の基準を決定し、「放射線管理区域」での教育活動をやめて、生徒を疎開させるべき。

3.全国で学校給食の食材の検査を実施すべき。政府は現在の市民のみならず、未来の子どもたちを健康被害から守るべき。1.0ベクレル/kg以下のレベルまで学校給食の食材を測定するべき。

4.政府の責任ですべての原発労働者の健康管理を行うカルテを作成し、少なくとも年1回の健康診断を行うべき。事故から2年半、原発労働者の死亡者数を公開すること。政府は東電OBの退職金の財源を中心に、被ばく限度量100ミリシーベルト(5年間積算)を超えた原発労働者の生涯賃金を支払うこと。

○ 山本太郎さん後援会、という固い名称ではなく、山本太郎サポーターズ倶楽部のような親しみやすい名前を付けた会を作ってほしい。

1.空間線量0.23マイクロシーベルト/時は年間被ばく1ミリシーベルトではない。強制移住のレベル。年間被ばく1ミリシーベルトは外部被ばく+内部被ばくで計算。政府は強制移住のレベルを決定し、住民の明らかな健康被害を避ける行政措置を発効すべき。
ベラルーシでは許容値として1ミリシーベルトが定められています。これは内部被ばく換算で計算されています。年間等価線量(内部被ばく)。2004年測定結果ではセシウム137 Ⅰ~5キュリー/km2(同3.7万~18.5万ベクレル/m2)の地域住民の外部被ばくと内部被ばくは以下のようになりました。
  外部被ばく  0.62ミリシーベルト
  内部被ばく  0.40ミリシーベルト
  合計     1.02ミリシーベルト
 しかし、これはあくまでも平均化されたもので、人それぞれに被ばく線量は変わってきます。セシウム137 1~5キュリー/km2(同3.7万~18.5万ベクレル/m2)の地域と言っても、森や川にはたくさん放射性物質があります。日本でも山を歩いたり、森や川の物を取ったりして食べる人は高い外部被ばく、内部被ばくをすることになります。(ベラルーシ・プロジェクト報告 p.6)ベラルーシでは年間1ミリシーベルトを超える地域は計画的移住区域に指定されています。

 日本政府は、空間線量0.23マイクロシーベルト/時を年間被ばく線量1ミリシーベルトとしています。
 この計算方法は以下の通りです。0.23マイクロシーベルト/時の内訳は以下の通りです。
 自然放射線  0.04マイクロシーベルト/時
 原発事故による放射性物質による空間線量 0.19マイクロシーベルト/時
で合計0.23マイクロシーベルト/時です。
0.19マイクロシーベルト/時でなぜ1ミリシーベルトになるのでしょうか?政府は、1日8時間屋外、16時間屋内で生活すると想定しています。
1日 8時間 屋外            0.19×8時間
16時間 屋内 ※コンクリートの家屋内では屋外の40%の空間線量になると想定
                  0.19×0.40(40%ということ)×16時間
 1日の合計×365日=年間外部被ばく線量=(0.19×8+0.19×0.40×16)×365
                    =996マイクロシーベルト
                    =0.996ミリシーベルト
                    ≒1ミリシーベルト
 以上から、空間線量0.23マイクロシーベルト/時が年間被ばく1ミリシーベルトとしています。

日本政府は外部被ばくだけで1ミリシーベルトを推定するという間違いを犯しています。そして、屋内は屋外の40%になるという想定は現実には間違っています。屋外とほぼ同じというところもたくさんあります。少なくとも屋内の空間線量が屋外の80%になっている地域がたくさん存在します。人によって、屋外での生活時間は異なります。住民の実測値によって、被ばく線量を推定すべきです。
ベラルーシのように、住民のガラスバッジ等での外部ひばく線量測定や、ホール・ボディー・カウンター(WBC)での内部被ばく年間等価線量の実測値に基づき、「外部被ばく」+「内部被ばく」で1ミリシーベルト相当とする地域を指定し、住民の移住を行うべきです。
ウクライナ、ベラルーシ、ロシアのチェルノブイリ事故後の27年間の教訓は、年間被ばく1ミリシーベルトのレベルで明らかな健康被害が出ている、ということです。
日本政府は土地汚染(ベクレル/m2)によって年間被ばく1ミリシーベルト(外部被ばく+内部被ばく)相当する地域を指定し、住民の強制および計画的移住を行うべきです。

2.18歳未満立ち入り禁止、妊娠する可能性のある女性の立ち入り禁止、飲食禁止の「放射線管理区域」は空間線量0.6マイクロシーベルト/時ではない。空間線量0.13マイクロシーベルト/時相当。政府は学校閉鎖の基準を決定し、「放射線管理区域」での教育活動をやめて、生徒を疎開させるべき。
 「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律による管理区域」(平成十二年科学技術庁告示第五号、最終改正 平成二十一年十月九日 文部科学省告示第百六十九号 第四条)の定める「放射線管理区域」とは4つの規定があります。
1.外部被ばく線量が3カ月で1.3ミリシーベルト
2.空気中の放射性物質の濃度 セシウム137の場合 3000ベクレル/m3
3.その場所の表面汚染度 セシウム137の場合 40000ベクレル/m2
4.外部被ばくと空気中の放射性物質の吸入による内部被ばくがある場合 それぞれの基準値の和が1 
<例> 外部被ばく3カ月で0.65ミリシーベルト、空気中のセシウム137 1500ベクレル/m3
(参考) 『放射線管理区域 18歳未満立ち入り禁止』
     http://www.radiationexposuresociety.com/archives/1593

 これを1の項目だけで考えて空間線量0.6マイクロシーベルト/時が「放射線管理区域」
と紹介する事例が散見されます。しかし、これは間違いです。その計算とは
 「外部被ばく線量が3カ月で1.3ミリシーベルト」
 ⇒ 1.3×1000(これでマイクロシーベルトの単位になる)÷90日(3カ月)÷24時間
  =0.60マイクロシーベルト/時
 これはX線技師などが0.1ミリシーベルトに相当する被ばくを何回も受けることを想定した「放射線管理区域」の基準です。原発事故で問題にすべきは3のその場所の表面汚染度40000ベクレル/m2です。
 そして、セシウム137の表面汚染度が40000ベクレル/m2に相当する空間線量は、高さ1mで0.13マイクロシーベルト/時です。
左は2011年5月24日の原子力委員会の資料です。(原子力発電環境整備機構NUMO 河田東海夫フェローが作成)

土壌のセシウム137汚染濃度と空間線量率との相関 NUMO 河田東海夫 20110507


37kBq/m2(キロベクレル/m2)
=37000ベクレル/m2
≒40000ベクレル/m2
  ↓
空間線量
0.13マイクロシーベルト/時
と解説している。
 空間線量が0.6マイクロシーベルト/時が「放射線管理区域」とすることは、政府の基準をぬるくする効果しかありません。先にも書いたように、0.23マイクロシーベルト/時はウクライナ、ベラルーシ、ロシアでは計画的移住区域のレベルです。「放射線管理区域」をはるかに超える規定となっています。
 「放射線管理区域」は空間線量0.13マイクロシーベルト/時相当の地域です。政府は学校閉鎖の基準を決定し、「放射線管理区域」での教育活動をやめて、生徒を疎開させるべきです。

3.全国で学校給食の食材の検査を実施すべき。政府は現在の市民のみならず、未来の子どもたちを健康被害から守るべき。1.0ベクレル/kg以下のレベルまで学校給食の食材を測定するべき。
 全国の学校給食の食材の放射性物質濃度を測定する動きが広がっています。福島県庁の食堂の食材の検出限界は1ベクレル/kg。札幌市教育委員会は学校給食の食材は4ベクレル/㎏の検出限界まで測定し、1度検出された食材はその後使わない方針。(2011年12月1日より)港区教育委員会は1週間ごとに給食と牛乳と検出限界0.7ベクレル/kgまで測定。
一方、東京都23区内でも学校給食の食材の検査を年3回しかやらない区や年1回しか給食まるごと検査をやらない区など、まったくひどい区が多くあります。
学校給食まるごと(1週間分または1食分)の検査を行っている区
区  学校給食まるごとの放射性  セシウム134検出限界    放射性セシウム合計  
   物質濃度検査の年間回数   セシウム137検出限界     検出限界
千代田区       年1回    それぞれ1ベクレル/kg  1ベクレル/kg
港区    年1回・未実施校あり それぞれ0.7ベクレル/kg  1.4ベクレル/kg
新宿区        年4回    それぞれ10ベクレル/kg    25ベクレル/kg
文京区   年1回・未実施校あり それぞれ10ベクレル/kg    20ベクレル/kg
台東区        年4回    それぞれ 5ベクレル/kg    10ベクレル/kg
墨田区        年11回   それぞれ6~8ベクレル/kg  13~15ベクレル/kg
品川区        年3回   それぞれ0.9~1.1ベクレル/kg 1.8~2.2ベクレル/kg
大田区 学校年3回 保育施設年1回 それぞれ 5ベクレル/kg    10ベクレル/kg
世田谷区       年1回?  それぞれ3.3~3.9ベクレル/kg 7.2~7.6ベクレル/kg
渋谷区        年3回   それぞれ1.1~1.8ベクレル/kg 2.6~3.3ベクレル/kg
杉並区        年2回   それぞれ0.3~0.5ベクレル/kg 0.7~1.0ベクレル/kg
豊島区   年1回・未実施校あり それぞれ1.4~1.9ベクレル/kg 2.9~3.8ベクレル/kg
北区         年2回    それぞれ 5ベクレル/kg    10ベクレル/kg
荒川区        年3回    それぞれ25ベクレル/kg    25ベクレル/kg

学校給食の食材の検査を行っている区
区  学校給食の食材の放射性   セシウム134検出限界    放射性セシウム合計  
   物質濃度検査の年間回数   セシウム137検出限界     検出限界
中央区        年3回    それぞれ25ベクレル/kg    25ベクレル/kg
江東区   年1回・未実施校あり    それぞれ6~8ベクレル/kg 25ベクレル/kg
目黒区      年6回1品目 それぞれ3.8~6.2ベクレル/kg 7.7~12.1ベクレル/kg
練馬区        年1回    それぞれ8~10ベクレル/kg  25ベクレル/kg

学校給食の食材、学校給食まるごと放射性物質濃度の検査を行っていない区
中野区「区として給食食材中の放射性物質の検査は実施していません」
板橋区「東京都教育委員会においても学校給食用食材の放射性物質検査を実施しており、板橋区もこの事業に参加しています。」抽出検査のみ。
足立区 2012年1月 区内を5つのエリアに区分し、各エリアから小学校・中学校・保育園各1施設、合計15施設で検査したのみ。
葛飾区 2012年度 調理済み給食・牛乳の放射性物質検査年1回を行ったが、2013年度は行わない。
江戸川区 学校給食の食材、学校給食まるごと放射性物質の検査を一度も行っていない。江戸川は14歳までの子どもの人口が、約9万4,000人(2012年1月現在)。東京23区では世田谷に次いで多い。

『札幌市 学校給食の食材4ベクレル/kg以上の放射性物質がでたものは使わない』
http://www.radiationexposuresociety.com/archives/1599
『福島の県庁食堂ではキロ1ベクレル、小学校給食はキロ10ベクレルが規制値。』
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/557.html

 特に中野区の『福島第一原発事故に伴う放射線に関する情報』のページの内容がひどいです。放射性セシウムと自然放射能カリウム40とをごっちゃにして説明しています。
『中野区 福島第一原発事故に伴う放射線に関する情報』
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d012663.html
 食品と暮らしの安全基金の小若順一氏は4回のウクライナ調査(第1回2012年1月~第4回2013年3月)で、手足の関節が痛い、頭痛がして夜眠れない、鼻血が出る、自立神経失調症になる、風をひきやすい、といった健康被害が出る食品汚染のレベルが少なくともセシウム137で1.1ベクレル/kgであることを明らかにしています。

『食品と暮らしの安全基金 第4回ウクライナ調査報告』
http://tabemono.info/report/chernobyl.html

 政府は現在の市民のみならず、未来の子どもたちを健康被害から守るために、全国で学校給食の食材の検査を実施すべきです。セシウム137が検出限界1.0ベクレル/kg以下のレベルまで学校給食の食材を測定するべきです。

4.政府の責任ですべての原発労働者の健康管理を行うカルテを作成し、少なくとも年1回の健康診断を行うべき。事故から2年半、原発労働者の死亡者数を公開すること。政府は東電OBの退職金の財源を中心に、被ばく限度量100ミリシーベルト(5年間積算)を超えた原発労働者の生涯賃金を支払うこと。
 すでに原発事故から2年と半年がたち、東京電力福島第一原子力発電所の事故処理作業を行っている原発作業員は実数で5万人、のべ人数では30万人にも達しようとしています。2013年8月5日の朝日新聞は、「東電の集計によると、福島第一原発で2011年3月11日の事故から同年12月末までに働いた1万9592人の累積被曝線量は平均12.18ミリで、約5割にあたる9640人が5ミリ超の被曝をした。この人たちは白血病を発病すれば労災認定される。今年6月末には累積で5ミリ超の被曝をした人は1万3667人になった。今後も汚染水対策など被曝の恐れが高い作業が予定され、白血病の『年5ミリ以上』の労災基準に該当する人は増え続けるとみられる。」と報じています。
 チェルノブイリ原発事故後、除染作業にあたったリクビダートルは、数年から10数年後には明らかな健康被害にあっています。ベラルーシ。「検査を受けた53人のリクビダートル(24歳~41歳)のうち、1990年~1991年(事故から4、5年後)にかけては11人が、1993年から1998年(同7年後から12年後)にかけて26人が認定障害者に登録された。2004年(事故から18年後)には生存していた患者全員が障害者認定を受けた。」(調査報告 チェルノブイリ被害の全貌 岩波書店 2013年4月26日 p.38)

ウクライナ人原発除染作業員の非悪性腫瘍の障害者として認定された年ごとの人数 調査報告 チェルノブイリ被害の全貌 岩波書店


 ウクライナ。チェルノブイリ原発事故後、除染作業員(リクビダートル)は事故から5年後には非悪性腫瘍の障害者として認定される人が目立って増え(1991年)、1992年には1000人に75人、1994年には1000人に140人、2000年には200人、つまり5人に1人が障害者となった。
(調査報告 チェルノブイリ被害の全貌 岩波書店 2013年4月26日 p.42)
 政府の責任ですべての原発労働者の健康管理を行うカルテを作成し、少なくとも年1回の健康診断を行うべきです。そして、作業中の死亡者は報道されても、宿舎での突然死や労働契約期間外での死亡が計算に入っていません。すべての原発労働者の死亡者数を公開すべきです。被ばく限度を超えると首切りになる事態はさらなる、被ばく隠しを産み、過酷な条件へと労働者を追い込むだけです。政府は東電OBの退職金の財源を中心に、被ばく限度量100ミリシーベルト(5年間積算)を超えた原発労働者の生涯賃金を支払うべきです。

○ 山本太郎さん後援会、という固い名称ではなく、山本太郎サポーターズ倶楽部のような親しみやすい名前を付けた会を作ってほしい。


  1. 2013/08/30(金) 23:34:20|
  2. 放射能
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

山本太郎氏 国会へ。みんなで応援しよう!

山本太郎氏 66万票を獲得して4位当選!

2013年7月22日 1:57a.m.時点でのデータから開票終了時のデータに更新しました。2013年7月22日 20:24p.m.。

 参議院選挙2013が終了しました。山本太郎氏が東京選挙区5人の中に、第4位で当選。実に666,684票、66万票も獲得しました。東京都の投票率が58.7%(参議院選2010)から53.51%(今回参院選2013)に下がった中で、驚異の獲得数だと思います。

 山本太郎氏が国会で、日本の放射能汚染の問題を徹底的に追及することをみんなで応援したいと思います。すでに当選確実が出た直後のNHKのインタビューで山本太郎氏は以下のように話しています。(2013年7月21日)

「なによりも一番やってほしいことは食品の安全基準ですね。これを変えることですね。いま、1kgあたり100ベクレル。これは放射性廃棄物と同等なんですね。低レベル放射性廃棄物。それを国民に食べさせて安全とする国なんて政府なんて話にならないんです。国民全員が低線量被ばくしろ、という話ですよね。この農家の方々に対して、生産者の方々に対して補償、賠償するというのは当然の話。それを逃げているのは国であり、東電である。ということなんですね。やはり、被害者があまりにも多すぎる。ただちに影響がないということを利用して金儲けに走らないでほしい。やはりこの声を聞いてほしい。」

「これまで年間1ミリシーベルト。これ以上になってはならないという国際基準があったのに、それ以上の所で人びとが住まわされている。安全とされている。これはありえないと思います。避難の権利。この国には被ばくする権利しか与えられていない。避難する権利を国が責任をもって行うべきだと思います。」

「いま、この国は泥船なんですね。いつ沈むかどうか。それを何とか岸につけようじゃないかというときに、原発を推進しようなんてありえない話じゃないですか。エネルギーは足りているのに。ガス、火力が中心ですよ。でも、それさえも覆い隠す。目の前のお金のために。地震の活動期に入って、この先原発の過酷事故が起きないという保障は誰にもできない。エネルギーは足りているのに原発を続ける理由はもうないんですね。」

youtube動画『山本太郎 当確の瞬間からNHKインタビュー 7/21』

 果たして、自民党は勝ったのか?分析してみました。

民主党の得票数                  
参院選2010 参院選2013
東京選挙区 1位当選 蓮舫 1,710,734 28.1%      東京選挙区 6位落選 鈴木寛 552,714 9.8%
            (171万票)                      (55万票)
東京選挙区 4位当選 小川敏夫 696,672 11.4%      東京選挙区 9位落選 大河原雅子 236,953 4.2%
  (69万票)          (23万票)
計 2,407,406票(240万票)              計 789,667票(78万票)

1,617,739票失う(161万票)
2,407,406-789,667=1,617,739票減

※参院選2007 1位当選 大河原雅子 1,087,743票 3位当選 鈴木寛 780,662票 計1,868,405票     (186万票)

                           (参考)みどりの風 
                            東京選挙区 11位落選 丸子安子 70,571 1.3%
                                                  (7万票)
                           ※みどりの風 代表の谷岡くにこは元民主党。2012年
                            にみどりの風を結成。代表に。

投票率と投票者
参院選2010                    参院選2013
有権者数 10,620,508人                 有権者数 10,777,333人(有権者数増 156,825人)    
確定投票率 58.70%                   確定投票率 53.51%
投票者 6,234,238人                  投票者数  5,766,950人
   (623万人)                      (576万人)

前回投票した人も
467,288人投票に行かなかった(46万人)
  10,777,333-10,620,508=467,288
しかし東京の有権者人口増に156,825人のうち53.51%(83,917人)が投票したとすると
  467,288-83,917=383,371人
前回投票した人で今回参院選2013に投票に行かなかった人は383,371人(38万人)

自由民主党の得票数                  
参院選2010                   参院選2013
東京選挙区 3位当選 中川雅治 711,171 11.7%   東京選挙区 1位当選 丸川珠代 1,064,660 18.9%
(71万票)                    (106万票)
東京選挙区 7位落選 東海由紀子299,343 4.9%    東京選挙区 5位当選 武見敬三  612,388 10.9%
(29万票)                     (61万票)
計 1,010,514人(101万票)           計 1,677,048人(167万票)
                         
666,534票増(66万票)
1,677,048-1,010,514=666,534票増
※参院選2007 4位当選 丸川珠代 691,367票 6位落選 保坂三蔵 651,484票 計1,342,851票                                             (134万票)

山本太郎の得票数
参院選2010                   参院選2013
立候補していない                  東京選挙区 4位当選 666,684 11.8%
                                    (66万票)
新たに66万票獲得

日本共産党の得票数                  
参院選2010                   参院選2013
東京選挙区 6位落選 小池晃  552,187 9.1%    東京選挙区 3位当選 吉良佳子 703,901 12.5%
(55万票)                   (70万票)
                          
151,714票増(15万票)
  703,901-552,187=151,714票増
※参院選2007 7位落選 田村智子 554,104票(55万票)

社会民主党の得票数                  
参院選2010                    参院選2013
東京選挙区 10位落選 森原秀樹  95,685 1.6%    東京選挙区 立候補者なし 
                (9万票)


民主党が失った票-投票に行かなかった人数=123万人 どこに投票したのか?
民主党 参院選2010→参院選2013年
     240万票 → 78万票 つまり161万票失う
投票者  623万人 →576万人 つまり46万人投票に行かなかった
                  東京の有権者人口増を加味すると38万人が投票に行かなかった。
161万人―38万人=123万人はどこに投票したのか?

① 自由民主党へ66万人。
自由民主党 参院選2010→参院選2013年
        101万票  →  167万票 つまり66万票増
② 山本太郎氏へ66万票
山本太郎 参院選2010→参院選2013年
        立候補なし  →  66万票 つまり66万票増
③ 日本共産党へ15万票
日本共産党 参院選2010→参院選2013年
         55万票  →  70万票 つまり15万票増
この自由民主党、山本太郎、日本共産党で合計147万票。おそらくみんなの党あたりからもこの3つに期待して流れた票があるように思う。みんなの党2010参院選から今回の2013参院選で33万票減。

※ 参院選2010 みんなの党 松田公太 656,029 10.8%→参院選2013 みんなの党 桐島ローランド 320,287 5.7% 
 335,742票減(33万票減)


参院選2007→参院選2010→参院選2013年
民主党 186万票→240万票→75万票 2007から2013参院選で111万票減
自由民主党 134万票→101万票→167万票 2007から2013参院選で25万票増
日本共産党 55万票→55万票→70万票 2007から2013参院選で15万票増
そして、山本太郎 立候補なし→立候補なし→66万票。今回2013参院選で66万票獲得。

 結論。2007年の参院選から比べると、自民党は25万票しか増やしていない。日本共産党は15万票。しかし、山本太郎氏は新たに66万票を獲得した。これは2010参院選のみんなの党得票数65万票を上回る。

47%の市民が投票していない!53%の民主主義とは
 問題は東京都で46%が投票していない、ということです。たった54%で日本の政治の動向が決まる。まだ、参議院選2013の全国投票率52.61%でした。総務省2013年7月22日午前発表。

 日本は少数のお金持ちのための政治から、働く者の政治に変えるためには、選挙制度そのものを変える必要があります。三宅洋平氏が訴えたように供託金600万円を預けないと立候補できない仕組み。そして落選すれば没収されます。日本の新聞、テレビは選挙投票日直前になっても、世論調査を行い当選予想を出す。最初から「自公圧勝か」など書かれると、投票にも行く気がなくなります。

 フランスでは選挙運動の開始から選挙の最終結果の宣言まで、あらゆる世論調査の出版、および放送を禁止する1977年7月17日法が施行されています。

中村 睦男『フランスにおける選挙に関する世論調査の規制 -1977年7月19日法の制定と運用-』

 投票日の労働者の勤務時間も無制限で、勤務時間中の投票時間の確保もありません。東京ディズニーランドやディズニーシーは投票済みの証明書がない人の入場禁止くらいするべきです。

 市民が自主的に投票率を上げる取り組みを進めている一方で、各自治体の選挙管理委員会はどんどん、投票時間の締め切り時間を引き上げています。群馬県では35市町村の943投票所のうち、みなかみ町の一部を除く934投票所で投票終了を1~3時間繰り上げています。「投票立会人や職員の負担軽減」(茨城県取手市)、「夜間に投票率が上がらない」(高知県室戸市)、「震災復興に職員が必要」(福島県南相馬市)などとしています。
 -朝日新聞デジタル『投票終了時間、35%で繰り上げ 「負担軽減」「夜は人来ない」』2013年7月18日

 各自治体が投票率を上げないことは、自公民の少数者の政治を横行させて、さらに政治不信を招いています。選挙管理委員会の役割をもう一度根本的に見直すべきです。

山本太郎氏に注目!応援しよう!
 
 山本太郎氏が国会に行くことで、日本の政治に風穴を開ける。それが今日から始まります。みんなで注目し、応援していきましょう。
  1. 2013/07/22(月) 05:20:44|
  2. 放射能
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

原発新安全基準を作る前に1号機の事故究明が先だ。地震大国日本に安全に原発を動かせる場所はない。

 本日、2月28日、「新安全基準(設計基準)骨子案及び②新安全基準(シビアアクシデント対策)骨子案」に対するパブリック・コメントが締め切られます。原子力規制委員会がこの新安全基準の骨子案を決定し、発表したのが、2013年2月6日(水)。以下がその骨子です。

発電用軽水型原子炉施設に係る新安全基準骨子案について

①新安全基準(設計基準)骨子案
②新安全基準(シビアアクシデント対策)骨子案
③新安全基準(地震・津波)骨子案

 パブリック・コメントの受付期間が2013年2月7日(木)から2月28日(木)までの22日間しかありません。まず、すべての議論の出発点は、東京電力福島第一原子力発電所1号機~4号機の爆発、放射能放出事故の原因究明であるべきです。しかし2012年3月、1号機は地震によって非常用復水器(IC)の配管が破断し、冷却水がなくなっていたのではないか、という疑問についての、国会事故調査委員会の調査活動を東京電力は妨害しており、はっきりさせるべき、地震による配管破断が究明されていません。
 
 東電は「1号機原子炉建屋には今はカバーがかかっているので建屋内は光が差さず、照明もないので、パニックを起こしかねないほど真っ暗で、大物搬入口のような開口部から転落する恐れもあるが、東京電力は現場作業者の余分な被曝を避けたいので調査には同行できない」(以上、田中三彦氏の「東京電力の虚偽説明による福島第一原子力発電所1号機の事故調査妨害について」2013年2月7日)と説明し、国家事故調査委員会は1号機の非常用復水器(IC)の配管破断の調査を断念しています。しかし、「東京電力が昨年8月8日と10月24日に公開した1号機原子炉建屋オペレーティングフロアの状況説明に関する報告書や画像を見ると、1号機原子炉建屋のカバーは外からの光りを通しており、私たちが予定していた現場調査に関して、明るさの点では支障がなかったことがわかりました。東電が説明に使っていたビデオ映像は建屋カバーが設置する前の撮影ではなく、撮影後のものだと分かりました。東電は『今は建屋カバーがかかっていて真っ暗』『照明もない』と述べ、現場が『今は真っ暗』であるとの説明は完全な虚偽であり、重大な調査妨害であると判断するに至りました。配管破損を示唆する特定の現場状況の隠蔽を測った疑いすらあります。」(田中三彦氏、同文書)

 東京電力福島第一原子力発電所が地震によって、あれほどの事故を引き起こしたのだとしたら、この新安全基準で原発の安全性は保障されないことは明白です。地震大国日本に原発を作ってよい場所などありません。すでにパブリック・コメントの受け付けが終了している、原子力災害防災指針もまったく意味をなしません。

 新安全基準の策定の前に、東京電力福島第一原子力発電所の1号機の非常用復水器(IC)の配管が地震で破断したのかどうかの事実の究明を行い、国民と世界の前に明らかにするべきです。すべての原発の安全基準はこの事故原因の究明なくして成り立ちえません。

 拙速で、事故原因を無視しした、新安全基準の策定を直ちに中止し、東京電力福島第一原子力発電所の1号機の非常用復水器(IC)の配管が地震で破断したのかどうかの事実の究明を求めます。

                         2013年2月28日 内部被ばくを考える市民研究会
                                          川根 眞也
※ ただいま、パブリック・コメントに上記内容を送りました。

「発電用軽水型原子炉施設に係る新安全基準骨子案」に対するご意見募集について

FAXの宛先は

「新安全基準(設計基準)骨子案及び②新安全基準(シビアアクシデント対策)骨子案」へは
住 所:〒106-8450
東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
原子力規制庁 技術基盤課 宛て
FAX:03-5114-2177

「新安全基準(地震・津波)骨子案」へは
住 所:〒106-8450
東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
原子力規制庁 安全規制管理官(地震・津波安全対策担当)付 宛て
FAX:03-5114-2182



  1. 2013/02/28(木) 22:06:50|
  2. 放射能
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

今日の雪には触れてはいけない

 東京埼玉では今年初めての雨。今日の雨には当たってはいけません。2号機の2つの温度計が急上昇していました。圧力容器下部の温度計69K1は1月8日を180℃越えています。野田首相が2011年12月16日に福島第一原子力発電所の「事故収束」宣言を出しましたが、その理由の一つが「原子炉圧力容器の下部が100℃以下」でした。この69K1という温度計は圧力容器の下部にあり、これが180℃ということは「事故収束」宣言の撤回を意味します。

 東電は2012年1月7日この温度計と69K3は故障と発表しました。下記
福島第一原子力発電所第1号機、第2号機及び第3号機の原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について
3ページ

 果たして、温度計が壊れたのか?それとも2号機圧力容器下部で再臨界が起きているのか?もしくはその両方か?

 2号機の圧力容器温度計69K1、圧力容器シール下温度計114R#2、格納容器内放射線量(S/C)Bの推移を2012年12月16日から1月13日までの変化をグラフ化しました。これは東京電力のホームページの「福島第一・第二原子力発電所の状況」→「福島第一原子力発電所の現状」→「プラメントパラメータ(原子炉格納容器)の水位・圧力・温度」→「6時間毎のデータ(CVS)2号機」から作成したものです。
2号機 温度計69K1 114R#2 および格納容器放射線量(S/C)B 20130114


 また、2013年1月8日午前9時41分ごろ、東京電力福島第一原子力発電所2号機と3号機の間から、黒煙を伴う爆発が起きたようです。

youtube動画 2013.01.07_09.40--10.40(TBS_JNN) TBS JNN福島第一原発情報カメラ(LIVE)の記録

 友人も今日の東京の空間放射線量が急激に上昇していることを教えてくれました。この頃には雨は雪に変わっていました。

東京都空間線量率グラフ 2013年1月14日

 1月4日からの東京都の各地での空間放射線量(1時間ごと平均値)をグラフ化しました。単位はマイクログレイ/時ですが、これはマイクロシーベルトとほぼ同じです。東京都健康安全研究センターの大気中の放射線量の1時間ごとのデータをグラフ化したものです。

東京都 各地の大気中の空間放射線量

 今、越谷市のお母さんから連絡がありました。いつも、0.10マイクロシーベルト/時の場所が、雪の5cm上で0.20マイクロシーベルト/時、1m上で0.15マイクロシーベルト/時。(2013年1月14日 14:30pm Radex)2度目測定しても、雪の5cm上で0.190マイクロシーベルト/時、1m上で0.15マイクロシーベルト/時。(2013年1月14日 16:45pm Radex)

福島県が福島市で測定している「定時降下物環境放射能測定」でも、1月7日に24時間で放射性セシウムの降下物が60.5ベクレル/m2計測されています。これは昨年12月27日以来の高い数値です。また、1月10日に12.83ベクレル/m2、1月11日に14.29ベクレル/m2計測されています。

福島県 定時降下物環境放射能測定値 2013年1月14日

2012年12月 福島県 定時降下物環境放射能測定値

 また、さいたま市中央区のお母さんからも連絡がありました。雪の5cm上で0.20マイクロシーベルト/時。(2013年1月14日 16:00pm Radex1503)普段は0.07マイクロシーベルト/時の場所です。

 この雪は相当放射能汚染されている可能性があります。特にシンチレーション式カウンターではなく、ベータ線にも反応するガイガーをお持ちの方は情報をお寄せ下さい。いつもは○○マイクロシーベルト/時なのに、雪の上5cmだと△△、1m上だと□□という風に。計測に使った計器の名前も教えて下さい。

 もし、東京、埼玉などの雪の上で同じようなことが起きている場合、この雪は危険です。ガンマ線だけではなく、ベータ線を出す核種が含まれている危険性があります。口内炎が起きたり、まぶたが腫れる可能性もあります。皮膚に触れたり、口に入れたりしないように、十分注意して下さい。学校へのなんらかの要望をする必要があります。

 内部被ばくの仕組みについて、以下の資料をご覧下さい。

内部被曝のメカニズム 放射性物質はどこから体内に入るのか?

<追伸>「原発はいますぐ廃止せよ」さんから、上記のグラフ「東京都 大気中の放射線量 2013年1月4日から1月14日」の縦軸めもりの間違いを指摘していただきました。データ処理の際に誤ったグラフにしてしまったようです。お詫びします。訂正し、1月14日15時までだったデータを22時まで付け加えました。22:42pm。

 それでまた発見しました。地面の放射線量を雪と雨が遮蔽する効果があるためでしょうか。雨、雪が降る以前よりも、東京都各地の空間放射線量が下がっています。

 この時点で雪の上5cmと1mの上の空間放射線量を測定した場合、いつも同じ空間線量に下がっている可能性があります。もしそうならば、さきほどの高かった空間線量は空気が原因であった可能性もあります。放射能プルームです。川根は、自宅で外の雪をビニール袋に入れて溶かし(お風呂に入れた)、2Lのペットボトルに入れ、室内での空間線量0.08~0.14マイクロシーベルト/時の場所で、線量計Radex1503の前にペットボトルを置いたとき、置かなかったとき、と30分くらい何度も計測しましたが、ペットボトルのせいで空間線量が上がることはありませんでした。ガイガーで分かるほどの放射性物質はこの雪には入っていないのではないか、と推測されます。

 東京都産業労働局が世田谷区深沢で採取した大気中の放射性物質の核種分析をしています。そのデータでは以下のように、2013年1月9日セシウム137が空気1m3中に0.0001ベクレル検出されています。セシウム134は検出限界以下だったせいか、検出されていません。(検出限界0.0001ベクレル/m3)

都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について 2013年1月11日公表


 これは極めて微量とは言えますが、何と昨年10月もすべてND(不検出)、11月もすべてND、12月もすべてND。今年1月1日~11日まで検出されたのが、1月9日だけです。ちなみに、一番最近の過去検出されたのは、2012年9月29日までさかのぼります。この日は空気1m3あたりセシウム134が0.0003ベクレル、セシウム137が0.0003ベクレル検出されています。

都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について 平成24年9月1日~29日計測分

 この雪にはおそらく0.001か、0.01ベクレル/kgのオーダーでは放射性セシウムが入っている可能性があります。しかし、この数値では雪を溶かして、1Lくらいの水にしてもゲルマニウム半導体検出器を使っても検出されない可能性があります。方法はただ一つ濃縮をかけることです。文科省の水道水のデータも3ヶ月分の水道水90Lくらいを1Lに濃縮し(水分を蒸発させる)、測定した結果の数値を90で割るという方法で微量な放射性物質の濃度を測定しています。

 この雪の放射性物質の濃度を測定するには100Lくらいの雪を溶かした水を1Lくらいに濃縮をかけ、NaIシンチレーション式でバックグランドが数cpmの環境で48時間くらいかければ、測定できるかもしれません。

 文科省が3ヶ月かけて測定している水道水中の放射性セシウムの分析結果はこちら。

水道水はどれくらい放射能汚染されているか?
  1. 2013/01/14(月) 17:23:52|
  2. 放射能
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
前のページ 次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。