内部被ばくを考える市民研究会

福島第一原発事故後の日本に生きて、川根眞也が日々感じて思うことをつらつらを書いていきます。

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福島県の学校の校庭はどれくらい放射能汚染されていたか?

福島県の学校の校庭はどれくらい放射能汚染されていたか?

 このデータを良く見て下さい。東京第一原発(僕は東京電力福島第一原子力発電所をこう呼んでいます)事故後、1ヶ月たった時点での福島県内の学校や保育園、幼稚園等の校庭・園庭の土壌の放射能濃度です。それから土壌の放射能汚染の濃度を65倍し、土地の汚染度にしました(原子力安全委員会の換算式による)。

 チェルノブイリ事故の際の区分(土地)との比較では、福島県の学校はどこも「義務的移住区域」や「移住権利対象区域」です。原子力安全委員会や文科省は学校についても年間被ばく20ミリシーベルトまでは大丈夫という基準を決め、子どもたちを強制的に被ばくさせました。その状況は今でも続いています。

  原子力安全委員会事務局が2012年4月18日、学校の20ミリシーベルト基準を作る際の経緯を示した資料を発表しました。 

「福島県内の学校等の校舎、校庭等の利用判断における暫定的考え方」に対する
技術的助言を検討する際の打合せに用いた資料について
平成24年4月18日
原子力安全委員会事務局



 そのpdf P.79~81に福島県内の学校の校庭の土壌調査(ベクレル/kg)の結果が記載されています(2011年4月14日)。この資料では 1.2E+03 など言う、普通の方にはわけのわからない数値が並んでいます。ですが、これは 1.2×10の3乗 という意味です。つまり、1.2E+03 =1.2×1000=1200。郡山市立郡山第二中学校の校庭は ヨウ素131のよる土壌汚染が 1200ベクレル/㎏ であった、ということです(2011年4月14日文科省調査)。

 文科省は空間線量(単位:マイクロシーベルト/時)でごまかしています。学校閉鎖や除染の基準は土地の汚染度(単位:ベクレル/m2)で行うべきです。空間線量など、新鮮な安全な風が来れば下がるし、放射能プルームが吹けば急に上がるのです。世界的に見ても、空間線量で居住区の放射能汚染を測っている国はありません。

 空間線量で0.23マイクロシーベルト/時に行かなければ除染しない、などという国や自治体の基準は子どもの健康をまったく考えていないものです。

 僕は校庭・園庭の土壌は放射性セシウム合計で100ベクレル/㎏あってはいけないと思います。さいたま市のある学校の校庭の土壌がセシウム134 52.8 セシウム137 61.5 放射性セシウム合計 114±18.8ベクレル/kgでした。さいたま市の別の学校の側溝の泥がセシウム134 199 セシウム137 262 放射性セシウム合計 461±66.4ベクレル/kgでした。この461ベクレル/kgは土地汚染度に直すため、65倍すると、29,965(約3万ベクレル/m2 !!!)ベクレル/m2です。チェルノブイリの放射線管理区域(住民の不必要な被ばくを避けなければならない)に匹敵する数値です。

 しかし、空間線量ではここは0.10 マイクロシーベルト/時もいかないのです。

 福島の子どもたちの健康を考え、土地汚染が高いところは学校閉鎖にすべきです。すべての学校で土壌が100ベクレル/㎏以上のところは除染すべきです。

チェルノブイリ事故の際の放射能汚染の区分(土地)

 
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  1. 2012/05/12(土) 10:12:05|
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