内部被ばくを考える市民研究会

福島第一原発事故後の日本に生きて、川根眞也が日々感じて思うことをつらつらを書いていきます。

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本の紹介『子どもたちを内部被ばくから守るために 親たちが出来る30のこと』 野呂美加さん 筑摩書房

子どもたちを内部被ばくから守るために 親たちが出来る30のこと 野呂美加著 筑摩書房
 チェルノブイリへのかけはし代表の野呂美加さんの本がでました。『子どもたちを内部被ばくから守るために 親たちができる30のこと-チェルノブイリの体験から』(筑摩書房 2011年10月10日刊 1000円)
 今朝読み終わりました。ぜひとも、子どもを持っている親御さんに読んでほしい本です。

 テレビも新聞もまだ、これくらいの放射線は安全ですと言っています。反原発の運動家ですら、「もう放射能は降ってきていません」と言っています。

 違います。放射能は年間許容線量1ミリシーベルトでも危険です。年間1ミリシーベルト被ばくしてもガン死は増えます。国際放射線防護協会(ICRP)の想定でも、1万人が年間1ミリシーベルト浴びると1人のガン死が増えます。J・W・ゴフマン教授(故人)の想定では4人のガン死が増えます。

 そして、関東地方でも雨が降るたびに放射性物質は降ってきています。放射線量計を持ち歩いている方は体験されていると思いますが、雨の降り始めに必ず放射線量が上がります。東京都は雨が降るたびに放射性降下物の影響が上昇してしまうために、「現在の測定状況においては、測定値が雨の影響が無い場合で概ね3Bq/m2未満、雨の影響がある場合で概ね50Bq/m2未満の場合は「ND(不検出)」と表示します。」ということにしました。
こちら
うまく出ないようなので「健康安全研究センターで測定している蛇口からの水道水、降下物に関する「ND(不検出)」の考え方」で検索してみて下さい

 野呂美加さんはこの本の中で、・ 雨には濡れない ・ 洗濯物は外に干さない ・ 公園の植え込み、水たまり、芝生、砂場では遊ばせない ことをアドバイスしています。僕もそう思います。

 また、本の冒頭で、「原発賛成・反対 どんな立場の人も力を合わせて ます子どもたちを救おう」と書いています。本当にその通りです。このまま、子どもたちを放っておいてはいけません。

 保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校で、園庭・校庭の放射線量も測定せずに運動会、体育祭が行われています。夏にはプール清掃も子どもたちを使って行った学校があります。PTA合同の除草作業が子どもたちの参加で行われています。放射線量の高い地域に自然体験学習や社会科見学、修学旅行に行っています。セシウム137が高濃度に汚染されている地域の野菜が平気で学校給食に使われています。福島県のみならず、関東圏のきのこや栗が高濃度にセシウム137に汚染されています。北海道産のサンマからもセシウム137が出ています。これらが普通に多くの園や学校の給食の食材に使われています。残念ながら、学校が強制的に子どもたちを被ばくさせている現状があります。多くの場合は学校関係者の無知によるものと言わざるを得ません。

 お母さん、お父さんを始め、市民の私たちが学んだことを、園や学校の関係者に伝えていくことが必要です。子どもたちを、教育の場からでの放射線被ばくから守りましょう。そのために、この『子どもたちを内部被ばくから守るために 親たちができる30のこと-チェルノブイリの体験から』は役に立ちます。近々、「内部被ばくを考える市民研究会」でも購入し、販売します。ぜひ、お問い合わせ下さい。

 お待たせしました。「内部被ばくを考える市民研究会」総会を10月29日に開催します。興味関心のある方は、事務局までお問い合わせ下さい。10月29日(土)の夜18時45分〜20時45分、浦和コミュニティーセンター第15集会室です。

          記

「内部被ばくを考える市民研究会」総会
日時 2011年10月29日(土) 18時45分〜20時45分
場所 浦和コミュニティーセンター第15集会室(浦和PARCO9階)
    前回の浦和駅東口の浦和PARCOの9階です。(前回は10階でした)

                   内部被ばくを考える市民研究会 事務局 川根 眞也
                    http://www.radiationexposuresociety.com/
                   E-mail  kawane@radiationexposuresociety.com
                   携帯 080-3086-1417


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テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2011/10/08(土) 08:26:25|
  2. 放射能
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

学校生活

川根様のように真剣に考えてくださる先生がおられることは心強いです。
ご勤務されている中学校では、放射線対策はされていますか?
同僚の先生はこの問題にどの程度の認識なのでしょうか?

私の住むエリアは空間線量で0.1~0.15(シンチ)です。
体育の授業をマスクなしですることに抵抗があり、教師にもマスク着用や水撒きなど提案していますが
3月以降、野球やサッカー部が通常通り行われていることを考えれば、期待はしていません。
部活をしている子供達はかなり内部被ばくしていると思います。
それでもなんの疑問も持たない親、教師に私は失望しています。
川根様は屋外活動についてどのようにお考えですか?

私は子供の小学校卒業を待って、少しでも放射線量の少ない埼玉圏内に引っ越しを考えています。
それでも給食・体育など学校生活には不安を抱いています。

最近、高校生でもマスクをつける人を見かけるようになり、風邪予防か放射線対策か分かりませんが
「あー、自分を大切にしてるんだな」となぜかホッとします。
と同時に子供たちへの教育の重要性を感じます。子供たちの意識から変えていきたいです。

自分の命は自分で守る、小6の娘にも今回の件では曖昧に済ませたりせず、
正直に話すようにしています。それでもケンカになることもあります。

千葉でもぜひ子供向けの勉強会を開いてくださるようお願いします。
  1. 2011/10/12(水) 16:31:36 |
  2. URL |
  3. 千葉在住 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 学校生活

私の中学校では、① 学校農園があり、じゃがいも、さつまいも、大根等を栽培し、収穫し、給食で食べます。② プールを6月末から行いました。③ 校庭で体育祭をやりました。

① についてはじゃがいもの収穫前に土壌の放射性濃度の調査を行いました。60ベクレル/kgでした。チェルノブイリ中部さんたちのデータによると、土壌からじゃがいもへの移行係数は0.13くらいですから、60×0.13=7.8ベクレル/kg。う~ん、という値ですが、学校給食に出されました。

② についてはプール清掃には生徒を使うな、教職員でやれ、という趣旨の通知がさいたま市教育委員会から出されました。「じゃあ、教職員は被ばくしていいわけ?」という議論になり、急遽、プールの水の放射線量を測定することになりました。空間線量を測定する放射線量計Radex1503では水の放射線量は測定できませんよ、と断りを入れたのですが、出てしまいました。第2理科室で0.10マイクロシーベルトだった場所に、プールの水1.5リットル入れたペットボトルを置くと0.15マイクロシーベルトに。これは理科室にある、燐灰ウランの標本(米粒の半分の大きなものが7~8個入っている)と同じ放射線量です。水をいったん抜き、その汚泥の放射線量も測定しましたが、同じような放射線量でした。体育科の教員と校長、教頭でプールそうじをし、だいたいきれいになったところで、男子体育委員がデッキブラシで掃除をしました。他の学校より2週間くらいプールが遅れたのかしれません。近くの小学校では小学生が一緒にプール清掃をしたようです。

③ 体育祭当日、校庭で放射線量を測定していました。体育祭予行後の職員会議の際、川口市の屋外活動の制限の基準0.19マイクロシーベルト/時を職員にも伝え、万が一0.20を超えることがあれば、校長先生に伝えます。校長判断で一時中断、屋内へという判断もすべきと発言しました。当日はさいわいなことに、0.09~0.12マイクロシーベルト/時でした。8:00と9:30の2回、0.13になりましたが、すぐに下がりました。体育祭は予定どおり、すべて行いました。

ともかく、職員の理解を得ることは大変です。さいたま市の教育委員会が独自に「安全基準」を作るようにならないと変わらないと思います。

「自分の命は自分で守る」これが基本だと思います。子どもたちが原発・放射能のことを自分で学び、行動することが大切です。藤波心ちゃんと学ぶ原発・放射能学習会を今後またやりたいと思っています。

千葉県でも読んでいただければ伺いますよ。
kawane@radiationexposuresociety.com
  1. 2011/10/15(土) 09:35:01 |
  2. URL |
  3. 川根眞也 #-
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2011/10/16(日) 01:23:17 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

ありがとうございます

内部被ばくを考える市民研究会立ち上げありがとうございます。
その趣旨に大変共感致します。
何よりもこのような動きを具体的に開始して頂いたことに感謝致します。
尚、私のブログにリンクを張らせて頂きました。
宜しくお願い致します。
http://george743.blog39.fc2.com/
  1. 2011/10/16(日) 09:25:28 |
  2. URL |
  3. ジョージ @GeorgeBowWow #sSHoJftA
  4. [ 編集 ]

Re: 大変迷っております

「大変迷っております」さん

 大変申し上げにくいことですが、静岡の現状は場所によっては埼玉県と変わりないです。私が参加しているグループ「放射能防御プロジェクト」の西日本土壌調査の結果をご覧ください。
http://www.radiationdefense.jp/investigation/west-part1

地点 採取日 採取場所 採取住所  ヨウ素131 セシウム134 セシウム137 セシウム合計 地表の汚染度
5 2011.08.10 庭 静岡県藤枝市大東町     ND      ND     10      10      650
16 2011.08.09 庭 静岡県浜松市浜北区西美薗  ND      6     ND       6      390
17 2011.08.20 庭 静岡県榛原郡吉田町住吉   ND      18     22      40     2600
18 2011.08.13 庭 静岡県下田市吉佐美 ND      ND     11      11      715
19 2011.08.18 畑 静岡県伊東市川奈      ND      60     85      145     9425

 昨日、エントロピー学会・関西セミナーに出席しましたが、静岡県の伊豆半島はかなり放射線に汚染されているのではないか、という話もありました。

 避難については、福島第一からの距離で考えてはいけないと思います。私のブログ「横浜市が9月10日「これくらいの放射線は安全です」市広報を全戸配布!抗議のFAXを!」でも書いたように、チェルノブイリ原発事故の際、旧ソ連以外でもっと汚染された場所はスウェーデンでした。スウェーデンの高汚染地帯は、チェルノブイリから1000km離れていました。福島第一から1000km離れたら、日本から出てしまいます。

 静岡市の幼稚園、69.6ベクレル/kg。考えてしまいます。非常に高いレベルであるとは言えませんが、まったく安心というレベルではないです。今回の福島第一原発事故以前の茨城県東海村の土壌汚染のレベルが60ベクレル/kgです。決して無視できないレベルであると思います。

 それぞれの生活があります。私が言えるのはここまでです。ご家族でご相談下さい、としか言えません。すみません。


http://radiationexposure.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
  1. 2011/10/16(日) 22:27:39 |
  2. URL |
  3. 川根眞也 #-
  4. [ 編集 ]

Re: ありがとうございます

ジョージ @GeorgeBowWow さま
リンクありがとうございます。私も時々ジョージさんのブログが検索にヒットして読ませていただいていました。非常に示唆に富むブログで参考になりました。ありがとうございます。今後とも、交流をしていきましょう。
  1. 2011/10/16(日) 23:29:15 |
  2. URL |
  3. 川根眞也 #-
  4. [ 編集 ]

Re: Re: 学校生活

> 私の中学校では、① 学校農園があり、じゃがいも、さつまいも、大根等を栽培し、収穫し、給食で食べます。② プールを6月末から行いました。③ 校庭で体育祭をやりました。
>
> ① についてはじゃがいもの収穫前に土壌の放射性濃度の調査を行いました。60ベクレル/kgでした。チェルノブイリ中部さんたちのデータによると、土壌からじゃがいもへの移行係数は0.13くらいですから、60×0.13=7.8ベクレル/kg。う~ん、という値ですが、学校給食に出されました。
>
> ② についてはプール清掃には生徒を使うな、教職員でやれ、という趣旨の通知がさいたま市教育委員会から出されました。「じゃあ、教職員は被ばくしていいわけ?」という議論になり、急遽、プールの水の放射線量を測定することになりました。空間線量を測定する放射線量計Radex1503では水の放射線量は測定できませんよ、と断りを入れたのですが、出てしまいました。第2理科室で0.10マイクロシーベルトだった場所に、プールの水1.5リットル入れたペットボトルを置くと0.15マイクロシーベルトに。これは理科室にある、燐灰ウランの標本(米粒の半分の大きなものが7~8個入っている)と同じ放射線量です。水をいったん抜き、その汚泥の放射線量も測定しましたが、同じような放射線量でした。体育科の教員と校長、教頭でプールそうじをし、だいたいきれいになったところで、男子体育委員がデッキブラシで掃除をしました。他の学校より2週間くらいプールが遅れたのかしれません。近くの小学校では小学生が一緒にプール清掃をしたようです。
>
> ③ 体育祭当日、校庭で放射線量を測定していました。体育祭予行後の職員会議の際、野田市の屋外活動の制限の基準0.19マイクロシーベルト/時を職員にも伝え、万が一0.20を超えることがあれば、校長先生に伝えます。校長判断で一時中断、屋内へという判断もすべきと発言しました。当日はさいわいなことに、0.09~0.12マイクロシーベルト/時でした。8:00と9:30の2回、0.13になりましたが、すぐに下がりました。体育祭は予定どおり、すべて行いました。
>
> ともかく、職員の理解を得ることは大変です。さいたま市の教育委員会が独自に「安全基準」を作るようにならないと変わらないと思います。
>
> 「自分の命は自分で守る」これが基本だと思います。子どもたちが原発・放射能のことを自分で学び、行動することが大切です。藤波心ちゃんと学ぶ原発・放射能学習会を今後またやりたいと思っています。
>
> 千葉県でも読んでいただければ伺いますよ。
> kawane@radiationexposuresociety.com
  1. 2011/10/19(水) 01:10:31 |
  2. URL |
  3. 川根眞也 #-
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