内部被ばくを考える市民研究会

福島第一原発事故後の日本に生きて、川根眞也が日々感じて思うことをつらつらを書いていきます。

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日本を変える~原発のない地球を作るために日本から~

 明日12月16日は日本の政治史に残る総選挙になるでしょう。そうでなければ、日本は破滅かもしれません。明治維新を超える、市民の意識改革が必要です。国のあり方を「お上」が決めるのか?民衆の意思によって政治のあり方を変えるのか?2つの岐路のどちらを進むのか?それを決める選挙です。

 欧州放射線リスク委員会(ECRR)の科学幹事クリス・バズビーは、「日本人が社会のシステムを無批判に信じていることは、ある意味、放射能と同じように危険」(講談社『隠ぺいされた「放射能」の恐怖』 2012年7月25日刊)と書いています。バズビーはさらにこう言います。「政府の言うことなど信用するべきではない」、と。「こと放射能に関しては。」

 東電の再建計画が11月7日に発表されました。損害賠償と廃炉にかかる費用が10兆円を超えると。その額を東電自身が負担したら、会社が成り立たなくなるから、国が出せと。日本の国家予算(一般会計)は90兆円です。その9分の1を東電のために支出しろ、と東電自身が言っているのです。これはおかしいです。経団連、経済同友会の過去の幹部たちは年間数億円にのぼる退職金等の手当てを貰っています。彼らの財産を没収すれば、10兆円などすぐに作れます。彼らこそ、日本にアメリカ(ゼネラル・エレトリック社)から原発を輸入し、日本全国に原発を54基も作った張本人です。そして、濡れ手に粟のもうけを得てきました。彼らと歴代政権が断罪されるべきときです。

 アーニー・ガンダーセン氏は、昨年から東京第一原発事故の損害賠償と事故処理、除染費用だけで20兆円を越えるだろうと言ってきました。やっと、報道がその数字に近いことを書き始めたと思います。日本の国家予算は一般会計(約90兆円)だけではありません。特別会計が約110兆円あります。2つ合わせて200兆円です。まさにこの10分の1が原発事故の後始末のために使われようとしているのです。年収400万円の家庭で、事故を起こしたため40万円の支出しなくてはいけない、という状況は痛くないですか?それも事故だけの処理です。通常運転していても出てくる、使用済み核燃料という、高濃度の放射性廃棄物の管理は今後10万年もかかると言われています。私は100万年かかるのではないか、と思います。その費用はこの20兆円には入っていません。

 どこのどいつが、「原発再稼働なくして、日本の経済は成り立たない」とか「原発の輸出が日本の原子力技術を支える」とか、言っているのでしょう。余りにも楽観的過ぎます。もはや「想定外」は許されません。どこの活断層が動きかもしれない、この地震の活動期にあって、安全な原発などどこにもないはずです。福島での原発事故の2度目は確実に日本の経済的破綻を招きます。ベラルーシは国家予算の3割を事故処理と除染、賠償に使っていると言います。誰が日本の国家予算の3割も無駄遣いしてもいいと思うのでしょう。12党あるうち、2党か3党は原発再稼働と原発新設、原発輸出に賛成です。ありえません。

 明日は総選挙です。東京都知事選もあります。キャスティング・ボードを握っているのは、今まで投票に行かなかった、20代~50代です。その数は40%ととも言われています。

 どこの党に入れたらいいのか、分からない方。それでいいんです。ぎりぎりまで悩みましょう。投票できる時間は午前7時から午後8時までです。(都道府県各市町村によって異なる場合があります。必ず締め切りの時間をご確認下さい。)ですから、午後8時直前の選挙速報で、誰が当選確実か確認しましょう。あえて、第2位の立候補者に入れましょう。

 当然、自分の押す人が1位で「当選確実」だったら、その人に投票すればいいのです。

 しかし、各紙の報道の通り、「当選確実」なのは、名前を言ってはいけない「あの人」です。「あの人」に政権を持たせたら、日本の原発はどんどん再稼働されるだろうし、新しく原発も作られてしまいます。大間原発の敷地内の活断層も「なかったこと」になる可能性もあります。原発輸出によって、東芝、三菱、日立をもうけさせようとするでしょう。東北、関東圏の内部被ばくは進み、自主避難の費用は個人持ちという、差別的構造がどんどん固められるだけです。

 あえて言います。ぎりぎりまで投票しない。ぎりぎりで「あの人」が当選するくらいなら、あえて、「裏切られたあの人」にも投票する。ともかく2位候補を勝たせることです。たとえ、2位候補が惜しくも「あの人」に敗れたとしても、「あの人」が簡単に勝てなかったこと。支持政党なしの民が最後の最後で選んだのは「あの人たち」の党でなかった、ということが大事です。

 投票所前でぎりぎりまでだべリングするのもいいでしょう。みんなで各党のマニュフェスト、政策要綱、選挙公約、重点政策2012、アジェンダ、改革ビジョンを持ち寄って、「あーでもない、こーでもない」と話すのはどうでしょう。ぎりぎりまで投票行動を止めておき、投票終了時間ぎりぎりに投票するのが、政治を変えるために必要なことだと思います。

 40%の前回投票に行かなかった人が投票にいくことがとても大事です。そして、「あの人」を当選させるよりは、2位で追いかけいる候補者に投票するも大事です。

 日本の政治を変える。原発のない地球のために。明日の投票行動をもう一度考えてみましょう。
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  1. 2012/12/15(土) 23:22:09|
  2. 放射能
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