内部被ばくを考える市民研究会

福島第一原発事故後の日本に生きて、川根眞也が日々感じて思うことをつらつらを書いていきます。

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東京、埼玉で1月6日放射線量が一時急上昇したのはなぜか?

福島における1月6日の風向
東京における1月6日の風向
埼玉における1月6日の風向

 2012年1月6日、放射線量の異常な上昇が見られると告げるツイートが首都圏各地から多数ありました。これを早川由紀夫氏は「東海アマさんのTLに見られた小パニック、あるいは祭り」と評しています。
 本当に、この日小パニックが起きただけなのか?実は1月6日16時過ぎで「渋谷で高い放射線量!」というツィッターを見たときには、あまり気にしていませんでした。
 しかし、JR西川口駅(埼玉県川口市)の改札手前で、0.17マイクロシーベルトがいきなり、0.43マイクロシーベルトに上がりました。2012年1月6日(金)17:35pmです。ロシア製のガイガーカウンター Radex1503で計測。その後、改札入ったところで0.43→0.32→0.23 ホームで0.22→0.18→0.13。この間7~8分くらい。
 高い地帯の線量の方から見ると、たいした数値ではない、と思われるかもしれませんが、僕は毎日、Radex1503で日常の空間放射線量を計測しています。だいたい、0.09~0.15の範囲の数値です。(Radex1503)0.20などまず出ません。さいたま市、川口市でRadex1503で、0.20を超える数値が出たのは2011年3月15日だけと言ってもいいくらいです。あの日、関東地方にも大量の放射能の空気がやってきていました。この日のグラフはこれ。
僕が測った空間放射線量 2011年3月15日 Radex1503で計測

 実は、昨年7月29日に 9.99マイクロシーベルト/時超えをJR大宮駅(埼玉県さいたま市)で観測しています。それも4回。2011年7月29日(金) 12:20pm。ロシア製のガイガーカウンター Radex1503で計測。僕は、Radex1503が壊れたのか、と思いました。スイッチを切り入れ直してもすぐに、9.99のオーバーフロー(あまりに多量の放射線が入ってきたためになだれ現象が起きて最高値のところでぶるぶると止まってしまう現象)を起こしました。当日のようすを正確に書くと、12:20大宮駅に到着、階段を上っていると「ピーッ」という警報音に気付く。9.99マイクロシーベルト/時。「うそだろ」と思ってスイッチを切る。また「ピーッ」と鳴り、9.99マイクロシーベルト/時に。スイッチを入れ直すと、0.14になる。そのまま、改札前でRadex1503の数値を見ながら立ちつくす。12:35ごろ、大宮駅の駅舎を出て、駅前コンコースに出る。すると、「ピーッ」と鳴り、9.99マイクロシーベルト/時に。スイッチを入れ直す。0.14くらいになる(ノートの記録なし)。12:40ごろ、大宮ソニックシティー前の金塚公園に入ると「ピーッ」と鳴り、9.99マイクロシーベルト/時に。スイッチを入れ直すと、0.14マイクロシーベルト/時になる。合計4回、9.99のオーバーフローになったことになります。僕は正直Radexが壊れたのだと思いました。友人に話したところ、「神奈川県 環境放射線グラフ」のサイトを教えてくれました。2011年7月29日の神奈川県環境放射線グラフのデータがこれ。
神奈川県 環境放射線グラフ 2011年7月29日

 時刻はJR大宮駅12:20pm、神奈川県では21:00pm前後と違いますが、異常な放射線量のピークがあります。

 そして、翌日2011年7月30日も2度、異常な放射線量を計測しました。まず、JR西川口(埼玉県川口市)で「ピーッ」と警報音が鳴り、9:35am 3.21マイクロシーベルト/時。しかし、すぐに0.13に下がる。Radex1503で計測。同日夜、21:05JR大宮駅(埼玉県さいたま市)駅舎に入る手前で「ピーッ」と警報音が鳴り、21:05pm 2.96マイクロシーベルト/時。しかし、すぐに0.13に下がる。Radex1503で計測。そして、2011年7月30日の神奈川県環境放射線グラフのデータがこれ。
神奈川県 環境放射線グラフ 2011年7月30日

 この日は、神奈川県でも朝8時と、夜21時に放射線量の異常なピークがあります。朝5時のピークについては、その頃、僕は寝ていたので計測してませんが、計測してれば、異常なピークを観測したかもしれません。

 そして、本題に戻ります。今年2012年1月6日の夕方の東京で異常な放射線量が観測されたのは、単なる小パニックだったのか?そうではない、と思います。僕はツィッターでも意見を書きましたが、空間放射線量を書く場合には、①どこで ②何時何分に ③どの放射線量計で計測したのか(つまり、ガンマ線だけなのか。Radex1503のようにガンマ線+ベータ線なのか)を書くべきだと思っています。「渋谷チーム…ハチ公前地上1m空間線量2,2μsv/h!測定機ウクライナ製TERRA-P PLUS.」という情報が流れたときに、多くの方が放射線量を計測し、ツィートしていますが、

「今瞬間1.048が出ました!!“@ 高い…。(-_-;) RT @ 表参道を3分前、 1.009マイクロシーベルト。 GCーU1 β γ線合算です。いまは0.317です。1/6 15:33」

「線量高いんですけど…。多摩市。0.19~0.24μ。夕方になって上がってきた。ヤバイ。0.23マイクロでほぼ安定。SOEKS 2012/01/06 17:51:59」

「自由が丘駅ホームなう。TERRAで瞬間的に(0.36μSv/h)超えでアラームが、2度も鳴ったなう。地上よりも、高い場所の方が線量が高いと言う事は、上空から降ってるね。線量計を持ってる人は、お試しあれ。普段とは違うね。ヤバイね。 2012/01/06 17:59:42」

「こんばんは(^-^)いつもありがとうございます。こちら板橋区です。家の中は今の所0.10と変わりないです。これからベランダ測定しますね 2012/01/06 18:06:27」

となる。先の「ハチ公前地上1m空間線量2,2μsv/h!」はのちに、「0.22μSv/h」だったと訂正され、ツィートが削除されているようです。上記のツィッターの時刻に注目して下さい。僕は1月6日東京に16時~17時に福島からの放射性物質をたっぷり入った空気が襲来した可能性があると思っています。そして埼玉県まで来たのが17時台だけであったとも。

 それは一番最初に載せた日本気象協会のデータです。福島での風向が西北西であり、東京の風向が南南東のときは1月6日は14時台から17時台までです。同時に、福島での風向が西北西であり、埼玉県の風向が南南東のときは1月6日は17時台だけなのです。風向とは風が吹いてくる方角を指します。つまり、この時間帯だけが風が福島第一原発から海へ流れ、その風が海から東京、埼玉を直撃した時間帯なのです。

1月6日の天気 tenki.jbβ

 上のサイトにアクセスして、↓のカーソルを動かして、1月6日15時から18時までのところの等圧線(図の曲線のこと)の形がどんな風に変化するか注目して下さい。東京のあたりにクニュって曲がり込む瞬間があります。このときに福島からの空気のかたまりが東京を直撃した可能性があります。

 過去のデータはどんどん消えますが、以下のスイス気象会社メテオセントレイル(meteocentrale)のサイトで、「気流予測 日本」をご覧ください。この冬の時期に福島からの空気が東京方面に流れ込む時間帯があることがわかると思います。

スイス気象会社メテオセントレイル(meteocentrale)のサイト

 福島第一原発は収束してません。大量の放射性物質が放出されており、気流の流れによっては東京、埼玉に、1.0マイクロシーベルト/時を超える空気のかたまりがやってくることがあります。




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  1. 2012/01/08(日) 06:29:35|
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